『選ばれる自治体とシティプロモーション
~住んでよし 訪れてよし の魅力(ちいき)づくり~』
・日 時 平成28年11月20日(日) 午後1時~5時(開場 12:30)
・会 場 板橋区立文化会館大会議室
(板橋区大山東町51-1:最寄駅:東武東上線「大山駅」
都営三田線「板橋区役所前」)
■プログラム
第1部 基調講演(13:10~)
『板橋区の実力とこれからの地域デザイン』
〇 講師:藻 谷 浩 介 さん(㈱日本総合研究所 主席研究員・地域エコノミスト)
第2部 シンポジウム(14:40~17:00 )
〇シンポジスト:井 崎 義 治 さん(流山市長)
牧 瀬 稔 さん((財)地域開発研究所 上席主任研究員)
五十嵐 泰 子 さん(板橋区議会議員)
関 俊 介 さん(板橋区政策経営部広聴広報課長)
・参 加 費 700円(学生無料)
■参加申込方法(どなたでも参加できます)
①郵便番号②住所③氏名④電話番号 を明記のうえ、往復はがき・FAX・Eメール
のいずれかにて下記までお申込み下さい。※定員:150名(先着順)
173-0001 板橋区本町24-1 いたばし総合ボランティアセンターM4
板橋フォーラム実行委員会 11/20フォーラム申込係 あて
TEL/fax.03(5926)5388 E-mail itabashi-forum@live.jp
■開催にあたり
日本の社会は人口減少に転じ、板橋区においては2032年から減少に転じる推計が出ております。首都東京においても、お隣の豊島区が日本創成会議の試算発表で消滅可能性都市に挙げられました。そんな状況にあって、近年、各自治体では生き残りをかけてシティプロモーションに取組む動きが加速しております。
シティプロモーションの定義は一定ではありませんが、確実に言えることは自治体の魅力を訴求・発信させるには、その中身を充実させなければならないということです。特に子どもの貧困、待機児童の解消といった今日的な課題に対する姿勢と具体的取組み、また住みやすさを実感できるまちづくりや他と比べて魅力ある地域づくりが重要です。すなわち、自治体の知名度向上のための営業活動に終わることなく、シティプロモーションをひとつのきっかけに、区民の理解と参加、創意と工夫による持続的取組みによって自治体の質を高めていくことが求められております。
そこで今回のフォーラムでは、自治体のプロモーションにスポットをあて、このあり方やプロモーションの前提となる自治体経営、これからの時代に選ばれる自治体像について考えてみたいと思います。
【出演者プロフィール】
●藻 谷 浩 介 さん
1964年 山口県生まれ。東京大学法学部卒。日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)、米国コロンビア大学ビジネススクール留学(経営学修士)等を経て、2012年より現職。平成合併前3,200市町村のすべて、海外75ヶ国をほぼ私費で訪問し、地域特性を多面的に把握。 2000年頃より、地域振興や人口成熟問題に関し精力的に研究・著作・講演を行う。㈱日本政策投資銀行地域企画部特任顧問、NPO法人ComPus地域経営支援ネットワーク理事長。近著に「デフレの正体」(角川Oneテーマ21)、「里山資本主義」(角川Oneテーマ21)、「金融緩和の罠」(集英社新書)、「しなやかな日本列島のつくりかた」(新潮社)、「和の国富論」(新潮社)。
●井 崎 義 治 さん(千葉県流山市長)
1954年杉並区生まれ、千葉県柏市育ち。88年から流山市在住。立正大学卒、カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校大学院修士課程修了(地理学専攻)。米国Jefferson Associates, Inc .Quadrant Consultants Inc.で地域計画、交通計画、環境アセスメントに従事。1988年から住信基礎研究所、エース総合研究所を経て2003年に流山市長初当選(現在4期目)。
【流山市のシティプロモーションとその取組み】
今までの行政にはなかった新たな発想を活かしたプロモーション活動を展開し、子育て支援・教育環境分野でも先駆的なのが流山市です。つくばエクスプレス開業に先立つ平成15年に企画政策課内にマーケティング室、翌年には自治体では日本初となるマーケティング課(課長、シティセールス専任職員は外部から公募)、同20年にはシティセールス室を設置し、企業・学術機関・市民団体等とも連携してシティセールスプランを策定。また「駅前送迎保育ステーション」や「小中一貫教育推進」等、その政策は子育てや学びが充実した自治体として全国から注目を集め、人口増加率・増加数ともに県内1位の実績を誇っています。 都内の主要駅に掲げられた「父になるなら流山市」「母になるなら流山市」のポスターは大きな話題となった。
●牧瀬 稔 さん((一財)地域開発研究所 上席主任研究員)
法政大学大学院博士課程修了。博士(人間福祉)。民間シンクタンク、横須賀市都市政策研究所、(財)日本都市センター研究室を経て現職。その他、戸田市・春日部市・新宿区等の政策形成アドバイザー、シティプロモーション自治体等連絡協議会調査研究部会長、法政大学大学院公共政策研究科兼任講師、NPO法人まち研究工房理事。
●五十嵐泰子 さん(板橋区議会議員)
1964年 山形県生まれ。共立女子大学・大学院修了。めぐみ幼稚園父母の会、常盤台小学校・上板橋第一中学校PTA、生活クラブ生協、ボーイスカウト板橋6団等の活動に参加。東京・生活者ネットワーク女性部会部長。板橋区議会議員当選(現在2期目)。
●関 俊 介 さん(板橋区政策経営部広聴広報課長)
1971年 東京都板橋区生まれ。1997年入区、くらしと観光課観光振興担当係長、いたばし魅力発信担当課長等を経て、2016年4月より現職。