『「生きづらさ」「ひきこもり」 の現実と地域社会
~ 何がおきていて、いま どうすべきか ~ 』
・日 時 2022年11月26日(土)13:00~17:00
(開場12:30)
・会 場 板橋区立文化会館4階大会議室
(板橋区大山東町51-1 TEL.3579-2222)
・参加費 700円(学生無料)
■ 開催にあたり
いまの日本、「生きづらい」社会となりました。「経済的貧困」「孤独・孤立」、これらの困難は目には見えないものの確かな「現実」でもあります。特に様々な状況を抱えた子どもや若年女性にその傾向が強く、見えづらい分、社会的認知がされず 公的な支援につながりにくいといった面が指摘されております。
また「ひきこもり」は、内閣府の調査によると全国で100万人超(コロナ前)と推計されており、「生きづらさ」も「ひきこもり」も、コロナ禍でさらに拍車がかかっていることが容易に予想できます。
人口減少・少子化に加え、将来を担う子ども・若年層が「生きづらさ」を抱えざるを得ない社会・地域に未来はあるのか・・・。
今回 第一部では、冤罪事件のどん底から厚生労働省の事務方トップを務め、退官後は若年女性支援に取り組む村木厚子さんにご講演をいただきます。第二部では、市民一人ひとりに寄り添った行政を推進する武蔵野市の市長、板橋区の子ども家庭部長、議会の多様性尊重等に関する特別委員長、そして社会を結びなおす方法を具体的に描く研究者をお招きしてシンポジウムを行います。
「生きづらさ」「ひきこもり」という今日的な困難・課題に対し、住民に寄り添うべき自治体として何ができるのか。この機会に多くの皆様のご来場をお待ちしております。
■ プログラム
第1部 基調講演
『 貧困・孤立から 子ども・若年女性をまもるために 』
講師:村 木 厚 子 さん(元厚生労働事務次官・津田塾大学客員教授)
第2部 シンポジウム
『 困窮者と多様性への自治体のポリシーとアプローチ~ 』
シンポジスト:松 下 玲 子 さん(武蔵野市長)
岩 井 桐 子 さん(区議・インクルージョン推進調査特別委員長)
田 中 光 輝 さん(板橋区子ども家庭部長)
本 田 由 紀 さん(東京大学教授)
【講師・シンポジスト プロフィール】
● 村 木 厚 子さん(元厚生労働事務次官・津田塾大学客員教授)
1955年、高知県生まれ。1978年労働省(現厚生労働省)入省。労働と福祉の領 域で障害者施策や女性が働きやすい社会環境の整備などに携わり、2008年雇用均等・児童家庭局長。09年、郵便不正事件で逮捕されるも翌年無罪確定し復職。13年、厚生労働事務次官。退官後は生きづらさを抱える若年女性や、罪に問われた障害者の支援などに取り組み、困難を抱える若い女性を支える「若草プロジェクト」代表呼びかけ人、累犯障害者を支援する「共生社会を創る愛の基金」顧問等を務める。その他、津田塾大学客員教授、内閣官房孤独・孤立対策担当室政策参与、伊藤忠商事社外取締役等。著書に『あきらめない~働くあなたに贈る真実のメッセージ』(日経BP社)、『日本型組織の病を考える』(角川新書)等。
● 松下 玲子さん(武蔵野市長)
1970年名古屋市生まれ。実践女子大卒、早稲田大学大学院修了。民間企業(サッポロビール)、松下政経塾を経て2005年より東京都議会議員(2期)。2017年武蔵野市長当選(現在2期目)。趣味は料理、読書、演劇・美術鑑賞
【武蔵野市の多様性尊重と市民に寄り添った取組み】
武蔵野市は、早くから住民参加を掲げ、コミュニティバスやリバースモーゲージなど数々の独自事業を他自治体に先駆けて実施し、全国のモデルケースとなってきた歴史があります。松下市長就任後も「福祉総合相談」や「むさしのにじいろ電話相談」「パートナーシップ制度」など多様性を尊重したダイバーシティ支援、子ども医療費無償化の上限を15歳から18歳までに拡充、「ひきこもりサポート事業それいゆ」といった市民一人ひとりに寄り添った政策・事業を展開しています。
● 本田 由紀さん(東京大学教授)
1964年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。東京大学社会科学研究所助教授等を経て、2008年より現職。20年前から日本社会の教育・仕事・家族の関係を研究。著書に『「日本」ってどんな国? 』,『社会を結びなおす』など。
● 田中 光輝(板橋区子ども家庭部長)
1969年埼玉県生まれ。1992入区、防災課長、新しい学校づくり担当課長、区議会事務局次長、人事課長を経て、2021年4月より現職。
● 岩井桐子さん(板橋区議・インクルージョン推進調査特別委員長)
1973年埼玉県草加市生まれ。順天高等学校卒業。城北信用組合、中央合唱団、たんぽぽ福祉訓練事業所に勤務。2007年区議会議員選挙で初当選。現在4期目。高島平3丁目自治会副会長、20歳と高3の子育て中。
【 動画配信 】
■ オンライン配信
新型コロナウイルス感染症リスク回避のため、オンラインでの配信も行います。
オンラインでの視聴をご希望の方は、下記の所定申込方法に加え『オンライン希望』と
明記いただきメールにてお申込みいただければ、視聴ならびに参加費のお支払い方法に
つきご案内(ご返事)させていただきます。
■ 参加申込方法
①氏名②住所③電話番号を明記のうえ、往復はがき・FAX・Eメールのいずれかにて下記までお申込み下さい。
※定員制限あり(申込 先着順)
※お子さん連れ可・申込時にご記載ください
■申込・問合先
173-0001 板橋区本町24-1 いたばし総合ボランティアセンターM4
板橋フォーラム実行委員会 11/26フォーラム申込係 あて
TEL/fax.03(5926)5388 E-mail itabashi-forum@live.jp