『 自治体ランキング と 住民幸福度
~ あなたは現在(いま)、どの程度幸せですか!?~ 』
・日 時 平成25年11月23日(土)13:00 ~17:00
・会 場 板橋区立文化会館4階大会議室
(板橋区大山東町51-1 TEL.3579-2222)
・参加費 700円(学生無料)
■ 開催にあたり
東日本大震災で、生き方や社会のあり方が問われ、経済的指標より国民の幸福感を重視するブータンが注目を集め、日本政府でも、GDP・GNPと相対的にGNH(国民総幸福量:Gross National Happiness)と呼ばれる指標について調査・取組みがなされております。同じく自治体でも住民の幸福度を探り、政策立案に生かそうとする動きが広がっております。終身雇用、年功序列といった戦後経済を支えたシステムや価値観が崩れ、また少子化、高齢化、無縁化と社会が変化・多様化する中で、そもそも住民にとって幸福の物差しとは一体何なのか。
今回 第一部では、テレビ等でおなじみの読売新聞特別編集委員の橋本五郎さんをお迎えし国民の幸せと政治の役割についてご講演をいただきます。第二部では“幸福実感都市あらかわ”を掲げ、全国に先駆けて区民の幸福度調査・研究に取組む荒川区長、板橋区から担当参事、議会の企画総務委員長、そして幸福度分析に取組む学識経験者をお招きし、シンポジウムを行います。
自治体の改革は住民幸福度に結びつくものなのか。経済のように幸福度を数値化できるのか。そして、幸福をどう規定し、その向上のために自治体には何ができるのか。この機会に多くの皆様のご来場をお待ちしております。
■プログラム
第1部 特別講演
『 国民の幸福(しあわせ)と政治・ジャーナリズムの役割 』
講師:橋 本 五 郎 さん(読売新聞特別編集委員)
第2部 シンポジウム
『 自治体政策と住民幸福度 ~ 自治体・住民にとって本当の幸せとは ~ 』
シンポジスト:西 川 太一郎 さん(東京都荒川区長)
坂 本 東 生 さん(板橋区議会議員・企画総務委員長)
堺 由 隆 さん(板橋区役所政策経営部参事)
亀 坂 安紀子さん(青山学院大学 教授)
【講師・シンポジスト プロフィール】
橋 本 五 郎 氏( 読売新聞特別編集委員 )
1946年秋田県生まれ。1970年慶応義塾大学法学部政治学科卒業後、読売新聞に入社、浜松支局に配属。1975年より本社社会部を担当、翌年政治部に転属。以降、政治部次長、論説委員、政治部長、編集局次長を歴任し、1999年より日本テレビキャスターとして活躍。2001年より読売新聞編集委員。2004年東京大学経営協議会委員(2006年3月まで)、2005年 NHK中央放送番組審議会委員(2009年2月まで)。2006年より読売新聞特別編集委員に就任。東日本大震災復興構想会議委員(2012年2月まで)も務めるなど多方面で活躍。著書に『新聞の力』(労働調査会)、『範は歴史にあり』(藤原書店)、『総理の器量 政治記者が見たリーダー秘話』(中公新書)等
西 川 太 一 郎 氏(荒川区長・特別区長会会長)
1942年荒川区生まれ。早稲田大学商学部卒業。早稲田大学大学院 経済研究科及び商学研究科を経て、石田博英労働大臣秘書。東京都議4期、衆議院議員3期(防衛政務次官、経済産業副大臣等を歴任)。’04年荒川区長に就任(現在3期目)。’09年公益財団法人荒川区自治総合研究所理事長。’11年特別区長会会長に就任(現在2期目)。
区長に就任した’04年に「区政は区民を幸せにするシステムである」という区のドメイン、区政が担うべき仕事の領域を定め、職員の意識改革を行う。’06年には、全国に先駆けて区民の幸福度調査を実施し、荒川区民総幸福度の研究を始める。志を同じくする全国52の自治体とともに本年6月「住民の幸福実感向上を目指す基礎自治体連合(通称:幸せリーグ)」を結成、初代会長に就任。3期9年にわたる区政運営では、小学校全校へのスクール安全ステーション設置、組織内大学である荒川区職員ビジネスカレッジの創設、公立小中学校への電子黒板・タブレットパソコンの導入、隅田川の水を消防水利に活用する永久水利の整備等、現在までに900を超える新規・充実施策を行い、基本構想に掲げた区の将来像である「幸福実感都市あらかわ」の実現を目指す。
亀 坂 安 紀 子 氏(青山学院大学教授)
慶應義塾大学卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。監査法人会計士補、大東文化大学経済学部助教授、龍谷大学経済学部助教授などを経て2008年より現職。専門は金融・証券投資論。経済学的な視点からの幸福度分析にも取組み、著書・論文多数。財務省関税・外国為替等審議会委員。経済学博士。
坂 本 東 生 氏(板橋区議会議員・企画総務委員長)
昭和53年板橋区生まれ。Manchester Metropolitan大学卒、法政大学大学院政策創造研究科修士課程修了(政策学修士)。平成19年より区議(2期目、自民党)。区民環境委員長歴任。(社)東京青年会議所板橋区委員長、板橋区無形民俗文化財成増里神楽保存会所属。
堺 由 隆 氏(板橋区役所政策経営部参事)
昭和34年板橋区生まれ。昭和58年入区、IT推進課長、子ども政策課長、政策企画課長を経て平成25年4月より現職。