『 公共施設の見直しと自治体のビジョン

　　～人口減少・少子高齢化への対応と変革～ 』

 

　・日　時　平成２７年 １１月２１日（土） 13：00 ～17：00

                                                                            　　　（12：30開場）

　・会　場    板橋区立文化会館４階大会議室

         　           (板橋区大山東町51-1　TEL.3579-2222)

　・参加費　 ７００円（学生無料）

 

 ■ 開催にあたり 

　2020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建設計画に象徴されるように、公共施設をどうするのかは私たち（国民・住民）の問題でもあります。いま、地方自治体においても、高度成長期からバブル期に造った公共施設・インフラが老朽化し、人口減少・少子高齢化にも応じた抜本的な対応が必要となっております。そこで、今回の市民フォーラムでは、公共施設の在り方や見直しの問題にスポットをあてて学び、考えてみたいと思います。第一部では、政治・行政学の第一人者であり、行動する学者として地方自治等の制度設計に実践的、決定的な関わりを続ける西尾勝先生をお迎えしてご講演いただきます。第二部では、「公共施設再生」自治体のトップランナーである習志野市長、板橋区から担当部長、議会の企画総務委員長、またハード・ソフトのコミュニティマネジメントの専門家をお招きしシンポジウムを行います。 公共施設の問題を通じて、これからの行政サービスをどう考え、自治体と市民はこれにどう対処していけばよいのか。 　この機会に、多くの皆様のご来場をお待ちしております。

 

■プログラム

　第１部　基調講演

　　　　　講師：西　尾　　勝 さん（東京大学名誉教授・21世紀臨調共同代表）

   

　第２部　シンポジウム

　　　　　シンポジスト：宮本泰介さん（習志野市長）

　　　　　　　　　       　　　　　  田中康智さん（板橋区議会議員・企画総務委員長）

　　　　　　　　　　      　　　  岩田雅彦さん（板橋区技術担当部長・政策経営部資産活用課長）

　　　　　　　　　　                    小泉秀樹さん（東京大学教授）

 

■ 申込方法

　  ①郵便番号②住所③氏名④電話番号 を明記のうえ、往復はがき・FAX・Eメールの

     いずれかにて下記までお申込み下さい。※定員：150名（先着順）

 

■ 申込・問合先

　  〒173-0001　板橋区本町24-１ 板橋総合ボランティアセンターＭ４

      板橋フォーラム実行委員会 11/21フォーラム申込係 あて

      TEL/fax.03(5926)5388　 E-mail　itabashi-forum@live.jp

 

 

【出演者プロフィール】

 

●西　尾　　勝 氏（東京大学名誉教授・21世紀臨調共同代表）

　1938年生まれ。東大法学部卒業。同大教授、同学部長、国際基督教大学教授等を歴任。この間、地方分権推進委員会の中心人物として、国による地方自治体への関与の縮小・廃止などを含む第一次地方分権改革（地方分権一括法）を実現。地方行政の計画機能に着目して住民参加が持つ機能に視野を拡大し、その後盛んとなるボランティア論や「新しい公共性論」を先取りし、行政・地方自治改革への実践的関わりを続ける政治・行政学の第一人者。

　日本行政学会理事長、(財)東京市政調査会理事長、地方分権改革推進委員会委員、地方制度調査会会長、２１世紀臨調共同代表等を務め、現在、地方公共団体情報システム機構理事長。日本学士院会員。

　主著に『権力と参加』『行政学の基礎概念』『行政学』『未完の分権改革』『地方分権改革』など。

 

●宮 本 泰 介 氏（千葉県習志野市長）

　昭和48年1月習志野市生まれ。秀明大学政治経済学部卒。平成11年、26歳で習志野市議会議員選挙に初当選以降、副議長を含め3期12年歴任。平成23年習志野市長選挙に当選（現在２期目）。要職への就任年齢はいずれも当時の最年少。

 

【習志野市の「公共施設再生」への取組み】

　「公共施設の再生」への取組みのトップランナーとして全国から注目されているのが習志野市。平成21年3月に「公共施設マネジメント白書」を作成し公共施設再生に向けた取組みに着手。有識者による「公共施設再生計画検討専門協議会」からの提言を受け、平成24年5月「公共施設再生計画基本方針」を策定。平成26年3月には平成50年度までの25年の長期にわたる「公共施設再生計画」を策定。同年7月「習志野市公共施設再生基本条例」施行。推進にあたっては、シンポジウムやアンケート、地域での説明会や意見交換会など住民との対話を実施。現在は、計画のモデル事業となる京成大久保駅周辺の公共施設再生を進めている。また、「まちづくりの中心となる庁舎」をめざし老朽化した市庁舎を建替中。

 

●小 泉 秀 樹 氏（東京大学教授）

　1964年東京都生まれ。東京大学大学院修士・博士課程専攻（工学博士）。ワシントン大学客員研究員、東京理科大学助手、東京大学大学院工学系研究科准教授を経て2013年より現職。プロフェッサー・プランナーとして国や自治体の計画策定にも数多く参画し、ハード・ソフト両面から新しいまちづくり（コミュニティ再生）の形成と実践にも取組む。

 

●田 中 康 智 氏（板橋区議会議員・企画総務委員長）

　昭和49年板橋区生まれ。早稲田大学卒業後、大手広告代理店を経て2005年に起業独立。2007年板橋区議会選挙に初当選（現在３期目）。NPO法人地域コミュニティデザイン研究所代表理事。

 

●岩 田 雅 彦 氏（板橋区技術担当部長・政策経営部資産活用課長）

　昭和37年東京都墨田区生まれ。昭和61年入区、住宅課長、営繕課長、建築指導課長を経て、平成27年4月より現職。